リュングベリ暫定監督に求めること

アーセナル

ついにエメリが解任され、アシスタントマネージャーだったリュングベリがそのまま暫定監督になってから約1週間が経った。

既に2試合を消化し、1分1敗。アウェイのノリッチとホームのブライトンだ。

これまで、毎年ノルマのCL権を確保しながらも優勝争いからは早々と脱落していたとはいえ、短期的なスランプ以外でこれらのチームにここまで苦戦するなんて考えられなかった。内容も、だれがどう見ても相手が勝っていた。

そう、アーセナルはすでにこれまでのようなクラブとしての立場ではになく、7試合、それも下位クラブ相手の試合ばかりだったが、1勝もすることができていない。

僕だけでなく、きっと多くのアーセナルファンにとって、これまでで最悪の時間を過ごしている。

それでも、やっぱりエメリを変えてよかったし、暫定とはいえリュングベリになってから良くなっていきそうな気配を感じた。特にブライトンとの負け試合。

そんな、インビンシブルズの一員であるフレディに期待したいことをいくつか。

自信と誇りを取り戻す

'They want to do well and they feel the pressure'
Freddie Ljungberg reflects on the defeat to Brighton, how we can turn our form around, the gap to the top four and more

ブライトン戦後の会見でリュングベリも述べていたが、とにかく選手たちは自信を失ってしまっているらしい。

そりゃあここまで無様な試合を続けてたら、各国で戦ってきたスター選手たちの自信でさえも、凍り付いてしまっても仕方がないのか。

ひどすぎる前半から、ハーフタイムにリュングベリの喝を入れられ見違えるようにインテンシティが高くなった後半数十分間のアーセナル。

DAZN解説の粕谷さんも言われていたが、それをなぜ前半からできないのか。監督の喝がなければ、ホームでブライトン相手にあそこまで消極的で気持ちの無いプレーになってしまうアーセナルはかなり重症だと思う。

しかし逆に、あの後半数十分間の躍動感とスタジアムのファンを含めた一体感は久々に見ることができたし、それだけでも僕はとっても嬉しかった。だってエメリ政権下では久しく見ることができていなかったから。

プレスの連動性やサポートの決まり事など課題はたくさんあるが、それと同じくらい、いやそれ以上に大事なことが気持ちなんじゃないかと思ってしまった。

もちろんチームがうまく組織されて好循環な時は気持ちだって入るとは思うけど、ブライトン戦の彼らの前後半での差は本当に顕著で、忘れかけていたアーセナルの選手としての誇りやプライド、責任なんかを感じられた気がした。

結局試合には負けてしまったけど、あれは大きな一歩だと思う。

リュングベリというクラブのレジェンドには、アーセナルはビッグクラブなんだということを今の自信もプライドも責任もない選手たちに叩き込んでいただきたい。

これは次の監督が来るまでにも絶対に必要なことだし、期待している。

適切な人選

リュングベリ初陣の人選にはびっくりしたが、あれは1日しか準備期間がなかったからに違いない。

ブライトン戦のメンバー、そして交代は個人的に納得のいくものだった。(ペペとティアニーは先発で使ってほしかったけど)

シンプルに各選手が得意な位置にあてはめ、機能していない選手を使い続けない。そんな当たり前なはずの人選やチーム内競争への期待をことごとく裏切ってきたエメリとは違うと思いたい。

後半のジャカとトレイラの2ボランチはよかったよね。久々にジャカの気持ちのいい楔が何本も入っていてうれしくなった。(後半ラストのロストは酷かった)

ペペは後半の頭からだったけど、一番可能性を感じた。加入してから一番キレがあったし、期待できそうだった。

個人的には愛弟子ゲンドゥージ絶対スタメン固定が本当に嫌いだったんで、彼が最後まで出なかっただけでもかなりうれしかった。(別に彼が嫌いなわけではなく、無条件スタメン固定が嫌いなだけ)

ここ2試合の若手(ウィロックとサカ)はことごとく駄目だったけど、それを糧に一層努力してほしい。

楽しいサッカー

エメリファンの方には申し訳ないが、彼のサッカーは本当につまらなかったし、アーセナルの監督にはふさわしくなかった。

この2試合で数十分間だけ見ることができた良い距離感でのダイレクトプレーでの崩しのほうがよっぽどよかった。

ヴェンゲル時代から、アーセナルが面白い試合をして勝てそうなときと、駄目そうなときがすぐに見分けがつく。

それは選手間の距離。受け手側の動きの回数&質。

良いときのアーセナルは見ていて本当に楽しいし、そのためにアーセナルファンを続けているんだ。

ところが最近は選手間の距離が遠すぎて遠すぎて、どおやってパス通すのよって感じだった。

すぐに結果は出なくても、少しずつ自分たちの意図するサッカーができるようになれば、おのずと結果もついてくるはず。

CLなんて夢のまた夢

ここまで書いたけど、正直言って今のアーセナルは本当に弱い。根底から何年もかけて1から強くしていかないと駄目な気がしてきた。

アーセナルファンは毎年毎年の4位以内&CLベスト16に飽き飽きして、優勝を望んだわけだけど、もうそんなことすらかなわない時期に来ている。これまで以上の我慢。

今のリバプールが本当にうらやましいけど、彼らのファンなんかアーセナル以上に何年も苦痛を味わい我慢してきたんだよね。

選手はよく、こういう時だからこそファンにサポートしてほしいっていうけど、ただ単にそれを求めるのは虫がよすぎると思うし、お前らプロだろと。

日本の古臭い根性論は好きじゃないけど、やっぱり何にしても絶対必要なんだね、気持ちって。勉強になる。

ブライトン戦なんかかなりわかりやすかった。前半のやる気のない展開ではスタジアムは沈黙。そりゃそうだよ、あんなの見せられたら応援なんかできない。

でも後半の数十分間、久しぶりにエミレーツが盛り上がった。

つまりそういうことなんだよ。まずは選手一人一人が、死に物狂いで全身全霊戦う。それを見せられたら、たとえ結果が付いてこなくても、良くなることを期待して全力で応援するさ。

もしそんな姿を見れるなら、毎試合全力で応援しますぜ。

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